アカシアの大連!?(3)

やっと大連に到着です。時間は現地時間で19時ちょい過ぎ。出発があれだけ遅れたわりにはあっけないほどに順調なフライトでご到着です。でもねー。19時って試合始まっちゃってるのよ。空港から直接行ったとしても後半の残り半分がみられるかどうか。チケットが手に入るのかどうかもわかりません。スーツケースをもったままではスタジアムに入れるかどうかも不明です。


飛行機を降りてからも、入管、ピックアップ、両替とびっくりするほど順調に進みます。その間およそ15分。飛行機さえ定刻どおり着いてればねー。まあ、遅延で時間がずれればこその順調さかも知れないので、たらればの話はやめておきましょう。


一応パックツアーですので、現地のガイドさんが待ち構えていました。わたしたちは送迎不要のオプション(2000円びき)だったので彼の仕事は何? と思ったらホテルの説明のプリントを渡しにきただけでした。それなら来なくていいから、もっと値引きしてよ。まあ、来たからには使わなきゃってんで、試合のことを聞いてみました。スタジアムでの観戦については情報はありませんでしたが、テレビ中継をやっているとのこと


今から、急いでタクシーとばせば、ホテルで後半戦くらいは見られそうです。ここは、確実に見られるテレビ観戦を選択せざるを得ないでしょう。タクシーは大きな渋滞もなく大連市街に入り、ホテルに到着しました。市の中心のはずですが、それほどネオンきらめく場所もなく静かな感じです。まあ、見えているあたりは官庁街とか金融街とかなので、夜間は静かで当たり前なのかもしれません。


チェックインも特段の問題もなく、ベルボーイの案内でエレベーターへ。「大連実徳のサッカーの試合の中継は何チャンネル?」と、いきなりベルボーイに聞いた変な日本人はわたしです。しかも頻道(チャンネル)ということばを度忘れして番号とかテレビ局とかほざいたあと、「大連実徳の試合が見たいのよ。(いや、わたしが見たいわけじゃないけどね。)」と開き直ったのでした。と、彼は冷静に「もうすぐ終わりますよ。」といいます。いやいや始まったの19時からで、まだ後半戦があるじゃない。「始まったのは19時よ。」というと、彼は「何で日本人が大連実徳??」とでもいいたげな怪訝な顔をしていましたが、わかりましたというようにうなづきました。部屋に入ると、一切の説明もそこそこにテレビをつけ、実況のチャンネルを探してくれました。


ちょうど後半がはじまったところです。リーグ最下位の青島中能に対して1-2と大連実徳1点ビハインドの展開です。解説者がひとりで実況と解説をしています。大連のホームゲームなので、解説者も思いっきり大連サイド。けっこう感情的な口吻なのが面白いです。動きが悪いと皮肉な笑い声を交えながら解説しています。相手がミスしたときも解説に「ははは」と笑い声が混じります。絶好機をはずすと「咳ハイ(中国語でオイ!)」とあきれた様子です。中国語のサッカー用語なんか知らないので、内容はそれほど詳しくはわからないのですが、解説というより後ろにすわっているサポーターのおっさんの愚痴や嘆きが聞こえてきているという感覚です


そうこうしているうちに、なんと安貞桓が同点ゴール! 妹大喜び! 普通、試合中継中にゴールシーンはリピートされるものですが、どういうもんかFKのシーンはリピートしたのに、ゴールシーンがリピートされません。安貞桓は一瞬アップになったのですが、後姿。確か、チームのエースだったはずなんだけど・・・。そこから両チームともチャンスは来るのですが、決めきれず膠着状態になってしまいました。後半も残りがわずかになったとき、ゴール前の混戦から実徳ゴールが決まりました。逆転ゴールです。混戦状態だったので誰のシュートがわからなかったのですが、解説のおじさんによるとどうやら青島チームの33番の選手にあたったオウンゴールのようです。状況を説明した後、しゃあしゃあと「33番ありがとう!」って、そりゃ解説者としてどうよ? 大連の放送局だからOKなのかな。


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   安貞桓が同点ゴール!


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そんなこんなで試合終了。3-2で大連実徳の勝利です。「やった。ヒーローインタビューあるよね。」と妹はワクワク。決勝ゴールは相手のオウンゴールですから、今日の殊勲賞は当然同点ゴールを決めた安貞桓でしょう。そりゃインタビューがあるはずよね。


・・・・・ところが・・・・いきなり画面はスタジオへ。そして、例の解説おじさんとアナウンサーとで試合を振り返って分析が始まっちゃいました。「えーー!? 監督や選手のインタビューをやらないの??」インタビューの準備が整ったら再度スタジアムへカメラが戻るかと、しばらく辛抱に見ていたのですが、結局そのまま終わってしまいました。これもまたびっくり。妹がっかり。サポーターは解説者の講釈なんかより選手や監督の声を聞きたいんじゃないの? 視聴者のニーズとか考えないの? もうちょっと商業主義に徹したほうがよかないの?


試合終了後、食事しようと思ったら、周辺はもう暗いし、ホテル内のレストランも21:30でラストオーダーになってしまいます。いったんは外へ出てみたのですが、大通りをへだてたところに24時間営業のケンタッキーのネオンが光っているのが視界に入る唯一の店です。さすがに中国でケンタはいやだし、外に食べるところを探しに行ってアウトだった場合、くいっぱぐれてしまいそうです。結局ホテルのレストランで、軽めにお食事(メインダイニングでそりゃ無理ってもんでしょ?)です。ふたりで中華レストランってつまらないんですよね。いろいろたのめないから。


お勧めメニューにあわびのあんかけチャーハンと北京ダックのハーフサイズなどがあったので、各一皿注文。すると、ウェイトレス嬢が「アヒルは鴨絲にしていいですか?」と聞いてきます。なんのこと? 言葉はわかっても意味がわかりません。でもどうやら、北京ダックの身の部分の調理法を聞いているようです。「いいよ。」と答えておきました。やってきたお料理はさすが大連一のホテルのメインダイニングですので、お上品な盛と味付けです。ちょうどいいねえと思っていたら、やってきましたアヒルの肉と野菜の千切りの炒め物。いきなりのボリュームアップ! これはちょっと想定外。夜も遅いのにこの分量は・・・。ま、おいしかったのはおいしかったです。ただ、お値段もさすがは大連一のホテルのメインダイニングだったのでした。


こうして長かった一日は更けていったのでした。


                                   つづく


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この記事へのコメント

SAKURAKO
2010年09月14日 22:46
大連の北京ダックは皮だけ食べるんですね。
お肉は千切り炒めの外にどんな調理法があるんでしょう…。
アワビのあんかけチャーハン…美味しそう。。。
と、いきなり食べモノに喰い付いてしまいました^^;
試合は…、えっと…、安貞桓さんが同点ゴール!を決めてくれて、わざわざ大連まで見に行った甲斐がありましたね~!
では、翌日のお食事、楽しみにしております^^
る・もんしゃん
2010年09月14日 23:43
チャーハンは普通コースの主食としていただくものだと思いますが、それだけ頼んじゃう変な客ですよね。
大連は海鮮がおいしいと聞いていたのですが、今回の旅行は、旅程が短いのに郊外へばかり行っていて時間が中途半端になってしまって、食べることに関しては、もう、がつくほど貧しかったんです・・・

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